カウンセリング事例

カウンセリング事例特集







【境界性パーソナリティ障害の特徴】

人間関係は敵か味方のみ、生きるか死ぬかというような極端な選択肢しか存在しない。


感情の起伏が激しく、感情面の不安定さ、日常生活、対人関係のトラブルを抱えてしまう。

他者に依存、その場限りの安心を得ようとする。
パーソナリティが未熟であるがゆえの障害です。

(注)症状が似てるだけで全ての人が境界性パーソナリティ障害とは限りません。



【症例】　見捨てられ感が強すぎる

頼れる間は味方であって、見放されたと察知した途端敵へと急変する。


いつも相手の愛を確かめていないと不安になる。
不安感情が突っ走りついストーカー行為になりやすい。

相手が自分から離れていくことを察知すると自傷行為等で気を引き繋ぎ止めようとする。



【事例1】


20代女性MさんとYさんの激しい争い


以前わたしの運営するメンタル系コミュニティが荒れてた頃、
狂言自殺騒ぎ、その後は、
MさんとYさんが彼氏について激しい争いをしていました。


本当はうまくいってないことを認めることができないため、
心の隙間を埋めるために、多くの人が見る場に彼氏に愛されてるとアピールするわけです。

そのような場に同じ匂いがするものがやってくると、
殺意を抱くほどの攻撃が始まります。


当然多くの人に迷惑をかけ、追い出されてはまた次の場でも、
やはりお互いに動物的感で匂いをかぎつけて、
同じ行為を延々と繰り返しストーキングし合います。


時には他人を陥れ味方につけます。
そして味方についてくれた人をも騙したので当然突き放されることになります。

それから矛先が変り、面倒みてくれた女性Nさんを激しくストーキングして
怯えさせました。

面倒をみた二人に総攻撃されることになります。


長い戦いが続きましたが、わたしがトラブルが起こる度に
その二人と気長に接してきたかいがあり、
いつしか二人は大人しくなり落ち着いて、今ではMさんは無事結婚して落ちついています。

そしてストーキング行為によるNさんのトラウマは、
わたしとの長いカウンセリングにより癒え、あれほどNさんは恐れ怯えていたのに
その後依存されない程度にMさんYさんとは仲良くやっています。


下記の事例はその時ストーキングされた女性Nさんの事例です。


【事例2】

ストーカー被害によるトラウマを解消できた方の体験談事例
その方は他人の 面倒見がいいため、理解不能な人に依存されやすい人でした。


元看護師女性Nさんの事例




関わった相手は最初は優しく接してたのですが、
優しさゆえに厳しく接するようにしてたのですが、
それを裏切られたと勘違いして急変しました。

思いどうりに操れないと、手の平を返すかのように急変して
ストーキングされトラウマになり何度も泣かされていました。

変るきっかけになったのは、本当は相手が憎いのじゃない。
相手を憎む醜い自分が許せないことが原因と知った時には目にウロコという感じでした。

相手を許すのではなく、そんな自分を許すことを知ることで束縛から解放されました。


性格は急には変れませんが、考え方の切り替えで楽になれることを知りました。
今まで怖くてしかたなかったのが、今ではしねしねメール攻撃等脅されても
笑い飛ばせるくらい度胸がつきました。




原因追求のため、根気よくつきあっていけば被害者のトラウマも、
加害者側も少しでも間違いを認められる自覚があるのなら、
両者の悩みは解消するのだと実感できるかと思います。



【事例3】


２０代女性Aさんの事例


Aさんは趣味のコミュニティにいくつか参加していました。
Aさんはリストカット癖があり、なにかある度に身体に傷をつけていました。


そしてその度にコミュニティで死にたい等周りを暗くさせる発言をするため、
嫌われる度に全てをなかったことにするため、
全ての情報を削除退会を繰り返していました。


まずはそういう行為がどれだけ迷惑をかけてるか自覚できるようになり、

今では負の思念を撒き散らすことの罪悪感を知り、
リセット癖をやめてかなり前向きに生きられるようになりました。


そして依存体質の人が近づいてくるのは自分に原因があるからだと知ります。


Aさんの過去を聞くと、母親に愛されなかったというコンプレックスがあります。

Aさんには消費癖があり原因は、
本人は自分の中にある幼児の人格が出入りして子供の玩具を求めると言ってます。


本当は甘えさせてくれる家庭的な紳士を求めてるのに、
知り合うのは生活力がなく、消費癖がありやたら暴力的な男性とばかり。
数回同居して同じ失敗を繰り返しています。

長い期間のカウンセリングのかいがあり、
Aさんは育った環境、劣等感のせいか、他人に感謝されることに喜びを知りました。
今では迷惑行為を最小限に抑え、他人に感謝される行動に積極的に頑張っています。

まだリストカットの方の改善については現在カウンセリング中です。





【パーソナリティ障害が治療を見放される原因】

相手の行動に巻き込まれてしまうため、治療どころではなくなり、
多くの人には 「パーソナリティ障害は治らない」と言われてます。


わたしは経験上相手の行動に惑わされず、
認知の修正にこそ集中するべきだと考えてます。

わたしは誰もがなんらかのパーソナリティ障害に近い性癖を持ってると思います。
皆育ち方か違うのですから、性癖だって色々あって当然。
ただ周りと共存できないレベルとなると改善は必要ですよね。



知り合いの精神科医師が言いました。

多くの精神科医師はパーソナリティ障害者とはできたら関わりたくないというのが本音。

本人に自覚があり本気で直したいと思うのなら、全力でサポートしたいという言葉に共感。

被害者も加害者も同時に両者の人生をよい方向に導くのがわたしの使命だと思い活動してます。




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